いよいよ日本語の仲間たちの登場です!
膠着語(こうちゃくご)と呼ばれる言語を耳で聞いてみよう。
人数限定・勉強会形式の多言語学習ゼミです。言語ジェネラリスト、新潮社校閲部・前部長の井上孝夫主宰が採集したさまざまな言語グループの例文と、その発音の音源を実際に聞きながら多言語を体感し、理解を深めます。当日はテキストのバックナンバーも展示、販売します。
【日時】
2021年 3月12日(金)
各18:30〜20:30
【会場】
新潮講座神楽坂教室 ※このページ下部より地図入りpdfをダウンロード頂けます
【受講料】
3,300円(税込 3,300円×1回分)
神楽坂ブック倶楽部(KBC)会員は受講料が5%割引になります。
《主な内容(予定)》
●多言語見比べ、聞き比べ
井上主宰が採集したさまざまな言語グループの例文と、その発音の音源を実際に聞きながら多言語を体感し、ときには地図も見ながら理解を深めます。
●多言語対応の有用性
●「多言語学習」の楽しさとメソッド
●多言語ほど素敵な趣味はない
※途中休憩をはさみます。
「日本語の近縁・近隣語(チュルク諸語・モンゴル語・アイヌ語その他)のはなし」 文・井上孝夫
日本語の仲間はこんなにたくさんいる!――「てにをは」的な助詞、そして活用語尾や助動詞を言葉の後ろに付ける膠着語(こうちゃくご)は、トルコから南インド、中央アジア、シベリアそして朝鮮半島から日本列島にかけて濃密に分布している。ヨーロッパにまで進出したトルコ語、モンゴル語、中国を一時期支配した満州語、日本語と構造の酷似した朝鮮語、膠着語ではないが日本と関わりの深いアイヌ語、そして沖縄語など日本語にまつわる言語群を紹介します。
主宰:井上孝夫(新潮社校閲部・前部長/校閲者/言語ジェネラリスト)
【主宰紹介】
1954(昭和29)年神奈川県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。1976年新潮社入社。2014年まで新潮社校閲部部長。『小説新潮』『新潮』『週刊新潮』『芸術新潮』『FORESIGHT』ほか、ほぼすべての新潮社の出版物に携わる。著書に『その日本語、ヨロシイですか?』、多言語学習愛が詰まった珠玉の一冊『世界中の言語を楽しく学ぶ』(ともに新潮社刊)がある。2016年7月より「新潮社の校閲講座」講師をつとめる。2018年に「井上孝夫の翻訳校閲ゼミ」、2019年より「井上孝夫と語ろう 翻訳のための多言語レッスン」主宰を務める。