編集者が回想する
【7〜8月/2回連続】作家の素顔と実像 【遠藤周作】編

宮島正洋 編集者   

中止になった4〜6月期の講座を、あらためて新規開講します
遠藤周作ほど光と影の際立っている作家も珍しい――。


彼は、作家仲間との賑やかな交友や、素人劇団を作って笑いを作り出し、みずからおどけを演じたりする一方で、生涯、病に苦しみ、作家として信仰という重いテーマと向き合って呻吟する暗い顔を持っていました。 講師は新潮社入社以前から『三田文学』編集長の遠藤周作に接し、その「暗くてまじめな」人柄を見てきました。
本講座の第1回(7/25)では、素顔の遠藤周作を語りながら、彼の作家人生のすべての出発点となった20代後半でのフランス留学を中心に取り上げます。フランス滞在中に「カトリック文学と悪」のテーマを見つけ、パリで初恋の女性と出会い、リヨンでは『沈黙』の端緒となる経験もしました。後の遠藤文学の「胞子」となるフランス体験を検証し、併せて大きな影響を与えた二人の女性について語ります。第2回(8/29)では、名作『沈黙』が生まれるまでの厳しくかつ幸運といえる道のりを辿ります。

【講座の日程と概要】
第1回 7/25(土)14:00〜15:30 
<作家・遠藤周作を作ったフランス留学と二人の女性>
遠藤周作がフランスから持ち帰ったものとは何か? そして人間形成に影響を与えた二人の女性、カトリックの信仰を植え付けた母親・郁とフランス留学時代の恋人・フランソワーズについて。

第2回 8/29(土)14:00〜15:30
<名作『沈黙』への厳しくも幸運なる道>
『沈黙』はフランス留学にその端緒があり、たどり着くべくしてたどり着いた作品だった。キリシタン文化が花開き、西洋文化と日本文化が衝突した現場である長崎を小説家として見出した意味が大きい。
7/25のみ受講はこちら
8/29のみ受講はこちら

【受講料】6,600円(税込3,300円×2回)
  ※神楽坂ブック倶楽部(KBC)会員は受講料が5%割引になります。

【講師略歴】宮島正洋/1974年、慶應義塾大学仏文科卒業。大学在学中より遠藤周作編集長の『三田文学』で編集者の生活を始める。卒業と同時に新潮社に入社。雑誌編集部を経て、社長直属のメディア室に移り、「新潮カセットブック」など新しい出版の開発に携わる。1992年、新潮社を退社して出版社アートデイズを設立し、代表取締役・編集長となる。慶應大学出版会顧問、日本話し方センター学院長なども務めた。C・Wニコル著作権代理人。神奈川大学などでシリーズ講座「編集者が語る素顔の作家たち」を続けている。

期間2020/07/25(土)〜2020/08/29(土)
曜日・時間第1土曜日 14:00〜15:30
回数2回
会場新潮講座神楽坂教室
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